生物学では、生き物に「学名」という分類学上の名前が付けられます。学名は、和名や英名と違い、その生き物に与えられた世界共通の名前です。そして学名は二名法という名付け方法を採用しています。ざっくりというと、日本人の苗字と名前といったように、2つの異なる単語を合わせて1つのものを表すようになっています。この時の苗字を「属名」、名前を「種小名」と呼びます。例えば、大輪の白い胡蝶蘭の原種として有名なアマビリスの学名は、属名のファレノプシスと種小名のアマビリスを合わせたPhalaenopsis amabilisです。
少し小難しい話をしましたが、まとめると、胡蝶蘭の学名にはいつもファレノプシスがくっついている、ということです。