2020.06.08

お知らせ

蘇る木材たち ~棚板に仕上げています~

一見すると、あまり価値のあるようには見えない木材でも、一手間をかけ使い方を工夫すれば、再び命を宿すことがあるものです。

当社の考え方の一つに、木の命を最大限に活用し無駄にしないことがあります。製材や加工の段階で出てしまった端っぽの木であっても、年輪や木目の美しい木、珍しい樹種や数百年を生き抜いた逞しい木・・・。1本1本に、それぞれの生き様が表れています。それらの木々に敬意を込め「端宝材」(はしっぽうざい)と言う呼び名で扱っています。

これは、すこし老けた印象の板ですが、少し手をかけています。
地元の養蜂家が育てた、蜜蜂の巣から採れた蜜ロウとオリーブオイルを混合して作った、自然素材のワックスを塗っています。

蜜ロウワックスを薄く塗布して、乾いた布で乾拭きして2~3日乾かします。すると、とても綺麗で味わい深い板材になります。これを棚板にしたり、部屋の腰板やキッチンの模様替えなどにも使えそうです。
 

何に使用するかは、それぞれの発想でご活用いただけると思います。きこりの店では「棚板」として販売予定なので、是非一度見ていただきたいです。