2020.05.06

湧ゆう通信

割佐倉の白樺!

旧舘岩村伊与戸地区の入り、割佐倉は昔は村人の大事な、かや苅場だったが、かやを刈らなくなって50年近い年月が流れ、辺り一面白樺と赤松の森になってしまった。白樺はパイオニアツリーで、苅場のような樹のないところが長く放置されると、そこが陽当たりの良い場所なら真っ先にやって来て繁茂する。割佐倉の場合、やく20町歩にもわたって白樺がぎっしり立っている。

今頃、割佐倉林道を歩くと、良い匂いがする。ウグイスの鳴き声が聞こえる。バタバタと山鳥の羽の音がする。そして白樺の芽吹きが青葉にほころび、ゆったりと風に揺れている。その美しさは、何とも言えない。幹の白さと瑞々しい若葉が目にしみる。心も体もほどけていく感覚がある。。
 

一方、白樺は木材としてはほとんど役に立たない。同じカバノキ科のマカバやメジロカンバが優良な家具材となることと対照的だ。しかしちょうど冬が終わり白樺が土中から水を吸い上げ始めるこの時期、ほんのりと甘い白樺樹液は、冬の間の固くこわばった体をリフレッシュする良い飲み物とされる。春先、体がだるい時、1日2杯の白樺樹液を飲むと体が、シャキッとするという。試してみようか。